――体は松屋で出来ていた
血潮は味噌汁で 心は紅しょうが
幾たびの豚汁を越えてやけど
ただの一度もお残しはなく
ただの一度もお財布にやさしくない
彼の者は常に独り 定食メニューで大盛に酔う
故に、栄養バランスに意味はなく
その体は きっと松屋で出来ていた


牛丼と豚丼を交互に食べる毎日。